会議後に仕事が進まない一番の原因は、議事録が「記録」で止まっていることです。
決まったはずなのに、担当も期限も曖昧。次の会議で「前回どうなった?」からやり直し。これが続くと、現場は静かに消耗します。
技術職の議事録で大事なのは、きれいな文章ではありません。
決定事項とToDoが、誰の手元で、いつまでに、何ができれば完了かまで落ちること。ここまで揃うと、会議が資産になります。
この記事では、会議後に仕事が前に進む議事録の「型」と、差し戻し(抜け漏れ)を防ぐチェックリスト、すぐ使えるテンプレをまとめます。
ChatGPTは最後の点検にだけ使います(主役にしません)。
1. 技術職の議事録は「実行されるToDo表」が本体
議事録の価値は、記録の正確さより「次の行動が発生するか」で決まります。会議が増えるほど、この差が効いてきます。
議事録で最低限そろえるべき要素は次の4つです。
- 決定事項:何が確定したか(これが無いと会議が成立しない)
- ToDo:誰が何をするか(担当)
- 期限:いつまでに(期日)
- 成果物:何ができれば完了か(納品物/確認項目)
ここが揃っていれば、文章は短くてOKです。
2. 議事録が機能しない典型NG7つ
差し戻しや迷走が起きる議事録には共通パターンがあります。先にNGを知っておくと、提出前に自分で潰せます。
- NG1:決定事項が「検討中」と混ざっている
- NG2:ToDoに担当がない(“誰が”が不明)
- NG3:期限がない(いつまでが不明)
- NG4:成果物がない(完了条件が不明)
- NG5:未決事項が残っているのに、次回の論点が書かれていない
- NG6:背景が長く、結論が埋もれている
- NG7:会議後の共有が遅い(翌日以降に出る)
このNGを避けるだけで、会議後の摩擦がかなり減ります。
3. 会議後に仕事が進む「議事録テンプレ」
テンプレは「文章を整える」ためではなく、抜け漏れを防ぐための枠です。まずはこの枠に当てはめるだけでOKです。
議事録テンプレ(コピペOK)
- 会議名:
- 日時:
- 参加者:
- 目的(この会議で決めたいこと):
- 議題(論点):
- 論点1:
- 論点2:
- 決定事項(確定したこと):
1.
2. - ToDo(担当/期限/成果物): ToDo担当期限成果物(完了条件)
- 未決事項(持ち越し):
- 次回会議で決めること(次回の論点):
- 次回予定:
- 日時:
- 準備物:
ポイントは「ToDoを表にする」ことです。表にすると、担当・期限・成果物が埋まりやすく、読む側も一瞬で理解できます。
4. 決定事項とToDoを分けるコツ
議事録が崩れるのは、決定と検討が混ざるときです。迷ったら、次の基準で分けます。
- 決定事項:もう変えない(変えるなら会議を開くレベル)
- 検討事項:まだ変わる(追加情報で変わる前提)
そしてToDoは、検討事項を「次の一手」に落としたものです。
例)
- 検討事項:材料AとBのどちらがよいか
- ToDo:材料A/Bで追加試験(担当:◯◯、期限:◯/◯、成果物:比較表と結論案)
5. “動く”ToDoにする書き方(技術職向け)
ToDoが実行されない理由の多くは「曖昧」だからです。次の型にすると動きやすくなります。
ToDoの型
- 何をする:追加試験を実施する
- 条件:温度◯◯、締付条件◯◯、n=◯◯
- 何を出す:結果表+考察案(結論/根拠/注意点)
- いつまでに:◯/◯まで
「条件」「成果物」を一言でも入れると、受け手の解釈ブレが減ります。
6. 提出前30秒チェックリスト(差し戻し防止)
議事録の品質は、最後の点検で決まります。提出直前にここだけ確認してください。
- 決定事項が「確定」だけになっている
- ToDoに 担当 が入っている
- ToDoに 期限 が入っている
- ToDoに 成果物(完了条件) が入っている
- 未決事項が整理され、次回の論点に落ちている
- 共有先(関係者)が漏れていない
- 共有が当日〜24時間以内にできる見込み
7. 会議後の共有で差がつく(フォロー文テンプレ)
議事録は「出す」より「回す」で価値が出ます。共有時に一言添えるだけで、ToDoの実行率が上がります。
Teams / Slack / メール用(コピペOK)
本日の議事録です。決定事項とToDo(担当・期限・成果物)を上部にまとめています。
ToDoに不足(担当/期限/成果物)があれば、今日中に返信ください。反映して確定します。
共有リンク:〇〇
「不足があれば返信」を入れると、抜けが早期に埋まりやすいです。
8. ChatGPTは“点検役”として使う
すでにある議事録の整理・抽出をChatGPTに任せる方法は、既存記事でまとめています。
ここでは、AIは「抜け漏れ点検」に限定します。
点検用プロンプト(コピペOK)
以下の議事録について、決定事項/ToDo(担当・期限・成果物)/未決事項/次回の論点の抜け漏れを確認してください。
不足があれば「質問リスト」として列挙してください。曖昧な表現は具体化案も出してください。
【議事録】(ここに貼る)
まとめ
議事録は「会議を終わらせるため」ではなく、「会議後に仕事を進めるため」に書きます。
まずは 決定事項とToDo(担当・期限・成果物) を最優先で揃え、提出前チェックリストで抜けを潰してください。これだけで会議の手戻りが減り、あなたの仕事の評価も上がりやすくなります。
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