「こんなに頑張っているのに、なぜ評価されないんだろう…」
技術職で働いていると、
そんな違和感を抱いたことは一度はあると思います。
私自身、現場・製造・技術・開発と10年以上働いてきた中で、
同じ実力なのに「評価される人」と「評価されない人」がはっきり分かれる場面を何度も見てきました。
そして気づいたのは、
技術者の評価は“努力”ではなく“立つ位置”で決まることが多い
という事実です。
どれだけ頑張っても上司が見ていない業務、
会社が重視していないテーマに時間を使っても、
評価にはつながりません。
この記事では、私の経験をもとに
「技術者がなぜ評価されないのか」
「どうすれば評価される側に回れるのか」
を、構造的にわかりやすくまとめます。
キャリアや働き方に悩む技術者の方は、
ぜひ一度整理のつもりで読んでみてください。
1. 技術者が評価されない本当の理由
技術者の世界には、
「これだけ頑張っているのに報われない」という声が少なくありません。
その背景には、次の“構造的な理由”があります。
● 会社が見ていない仕事に努力している
例えば、丁寧な資料整理や裏方作業。
必要ではありますが、評価軸に載りにくい仕事です。
● どれだけ努力しても、テーマ自体が評価対象ではない
会社が今年伸ばしたい領域と、あなたが所属している領域がズレている場合、
評価はどうしても上がりません。
● 評価は“成果”ではなく“価値”で決まる
技術的に優秀であっても、会社が重視する価値(利益・効率・市場性)に結びつかなければ、高く評価されないのが現実です。
つまり、
努力そのものではなく、「どこに立っているか」が評価の8割を決める
と言っても過言ではありません。
2. 会社は何を評価しているのか?
評価を決める軸は、実はとても単純です。
(1)利益に直結するテーマか
新製品、コスト削減、効率化。
会社に“数字”をもたらすテーマは評価されます。
(2)会社として伸ばしたい領域か
経営方針で「今年は品質」「来年は開発」といった優先順位が存在します。
(3)誰が評価を決めているのか
あなたの上司がどのような価値観を持っているかが、大きく影響します。
同じ仕事でも、
「開発寄りの上司」と「製造寄りの上司」では評価基準が全く変わります。
このように、技術者の評価は“スキルの絶対値”ではなく
会社と上司が見ている方向にどれだけ沿っているか
で決まります。
3. 「立つ位置」で評価が激変する3つのポイント
(1)テーマ選び
沈みつつあるテーマにしがみつくと、努力に対して成果が伴いません。
逆に、会社が伸ばしたいテーマに関われば、自然と評価は上がります。
(2)上司との距離(価値観の近さ)
上司が求めているアウトプットと、あなたの仕事の方向性が近いほど高評価になります。
(3)部署が沈むタイミングを読む
技術職は、部署ごとに“浮き沈み”があります。
コスト削減の年に開発系が不利になる、逆に新製品の年には追い風になる——など。
構造を読んで動ける人は、評価にブレが出ません。
4. 身につけるべきは努力ではなく“位置取りの視点”
技術者は真面目で努力家が多いからこそ、
“間違った努力”を積み上げがちです。
ここから抜けるためには、
努力する前に「この仕事は評価されるか?」を確認する習慣
が必要です。
● 上司は何を評価する人か
● 部署の方向性はどこか
● 来年度、会社が伸ばしたい領域はどこか
この「位置取り」を間違えなければ、
評価は自然と上がります。
5. 私が年収1.5倍に伸びた理由(現場経験から)
私は、自動車系の現場オペレーターからキャリアを始めました。
そこから製造、技術、そして開発寄りの業務へと経験を広げてきました。
この道のりの中で実感したのは、
- 自分の能力よりも
- 自分が立つ場所
- 上司の評価軸
- 会社の方針
これらを“読み取る力”がキャリアに直結するということです。
最終的には、
部署の方針・会社の評価軸に合う場所へ移ることで、年収は約1.5倍に増加
しました。
技術者としてのスキル以上に、
“構造を読む力”がキャリアの岐路を大きく動かした例だと思います。
6. 今日からできる「評価される側に回る3ステップ」
ステップ1:今の部署の評価軸を書き出す
上司が重視している成果を、具体的に言語化します。
ステップ2:沈むテーマ・上がるテーマを仕分ける
・品質重視の年
・開発重視の年
・コスト重視の年
など、会社の動きを“読む”ことが重要です。
ステップ3:評価されにくい仕事を減らし、評価される仕事を増やす
すべてを抱える必要はありません。
評価につながるテーマに時間を配分するだけで、成果の出方が変わります。
7. まとめ:努力が報われる場所に立とう
技術者の評価は、決して努力量で決まりません。
評価される場所に立ち、
会社の方向性を読み、
上司の価値観に寄せることで、
成果と評価が自然に一致するようになります。
もし今「努力が報われない」と感じているなら、
それはあなたの能力の問題ではなく、
“立つ位置が合っていないだけ” かもしれません。
あなた自身に合った場所に立てば、
キャリアは必ず動き始めます。
■ 技術者としての働き方・キャリアを整理したい方へ
■ 在宅でキャリアを伸ばす方法をまとめています
■ AIで業務効率を高める実践記事一覧
■ 深掘り版や実践テンプレは Note で公開
→ Note